全国内水面漁業協同組合連合会
奥日光湯の湖・湯川


KHV(コイヘルペスウィルス)病は人にうつりません

2003年10月中旬頃から、各地のコイ養殖場などで、大量のコイが死にました。原因は「KHV病」というコイだけに感染する病気でした。熱に弱いので人にうつることなど絶対にないのです。

KHV病とは
 コイだけがかかるKHV病は、コイ以外の魚には感染しません。人にうつることもありません。このウィルスは活動可能な温度(30℃以上では増殖できません。)が限られており体温が36〜37℃ある人にはうつらないのです。感染したコイの刺身を食べても、まったく心配ないのです。安心です。安全です。風評にまどわされることなく、どうぞ安心してコイを食べてください。

コイはとても健康によい魚です。
 コイは、古来より薬用魚と呼ばれ、薬効は魚の中でも最も多いとされています。タンパク質を多く含み、体内で作られない必須アミノ酸を補給することができます。肉の部分にはコレステロールの働きを抑えるタウリンも含みます。ビタミンでは糖類を分解する酵素を助けてエネルギーに変えるビタミンB1、老化の原因と考えられる過酸化脂質が作られるのを防ぐビタミンE、カルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯に沈着させるビタミンDなどを豊富に含み、栄養素的に申し分のない魚です。

 出産後の母乳の出をよくするはたらきがあることは良く知られていますが、そのほかに、利尿作用、むくみを取る作用、貧血防止、高エネルギー食品として滋養強壮、体力回復などにも効果があるといわれています。

 またコラーゲンを多く含むコイは細胞の保湿性を高めることから、肌をしっとりとさせ、美容効果の高い食品としても、注目されています。



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