解禁前資源調査〜湯川〜(2008年)


 解禁前の4月14日および16日に電気ショッカーを用いて湯川の資源調査を行いました。14日に採捕した魚にマークを付けて再放流し、16日に再び電気ショッカーで採捕した魚の中に、14日にマークを付けた魚が混じる割合から資源量を推定するピーターセン法で行いました。その結果、昨年よりさらに資源量は低下しましたが、それでもまだ、日本の河川の一般的な資源量である10m四方当たり3尾より多い4尾と言う結果になりました。

 調査中の観察ですが、魚は電気ショッカーの効力が届かない深場や物陰に多く見られ、計算値よりも多い資源量が推測できました。また、昨年よりさらに魚体が大きくなったことも観察できました。

 さらに、電気ショッカーの効果が出ない小型魚(電流を通過させてしまい採捕できない)も多く見られ、今後の成長が楽しみです。


調査風景:電気ショッカーで一時的に麻痺した魚を捕獲し、雌雄の判別、天然・放流の別、サイズの計測を行い、腹ビレをカットして再放流します。(今年は左腹ビレをカットしました)
平均的なサイズです。天然の綺麗なカワマスでした。
今年の湯川は水量が少ないようです。



2007年の解禁前資源調査風景
2006年の解禁前資源調査風景
2005年の解禁前資源調査風景


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