解禁前資源調査〜湯川〜(2006年)


 4月10日と13日に、小田代橋周辺(距離500m)で、電気漁具(エレクトリックショッカー)を使用して資源調査を行いました。その結果、この区間にカワマスが1,040尾生息していると推定されました。これは、水表面積1uあたりに換算すると0.21尾でした。およそこの区間の昨年の生息密度は1uあたり0.18尾でしたから、今年のほうが多いといえます。
 昨年生まれの1歳魚と思われる小型個体も非常に多く、順調に繁殖していることがわかりました。

文/中央水産研究所内水面研究部 生態系保全研究室 主任研究官 中村智幸

 木道は雪が積もってました。
 解禁日までには解けると思います。

電気漁具(エレクトリックショッカー)です。
かなり重い機械です。 

 作業風景です。

電気漁具(エレクトリックショッカー)にて
一時的にしびれた魚を網ですくいます。
作業内容の詳細はこちらをご覧ください。 

 腹鰭をカットしたカワマスです。
 研究の為ですので、皆様のご理解をお願いいたします。
 (奇形個体ではありません) 

こちらは、尾鰭をカットしたカワマスです。
カットする鰭は、その年によって異なります。

 綺麗なカワマスでした。
 

湯川の資源の豊かさを改めて感じました。

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