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湯の湖コカナダモ除去及び湖畔清掃実施報告

 去る11月2日(木)に、関係省庁や地元住民等の協力を得て、湯の湖のコカナダモの除去と湖畔の清掃作業を行いました。手作業での除去作業ですから、全てのコカナダモを刈り取れたわけではありませんが、少しは環境と釣り人に良い影響があると思います。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

期日 平成18年11月2日(木)
作業 10時00分〜11時45分
場所 湯の湖畔及び湖面

主催
奥日光清流清湖保全協議会

参加者数 約90名の参加協力がありました。

清掃活動成果 
・コカナダモ回収量 4.73t(日光市パッカー車使用)
・可燃ゴミ ビニール袋5袋
・不燃ゴミ ビニール袋3袋(ビン、缶類2袋、ペットボトル1袋)

朝9時30分に湯元レストハウスの前に集まり、作業の注意事項や作業範囲等の説明を受けました。
この錨を使って除去作業を行いました。
一回に取れるコカナダモは左の写真くらいです。とても大変な作業になります。
船からの作業風景です。
岸からも除去作業を行いました。
船にいっぱいのコカナダモ
最後にパッカー車に積み込みました。
今回の回収量は約4.73tでした。
ご協力くださった皆様、本当にご苦労様でした。

コカナダモって?
コカナダモは北米原産の外来種で、藻の全体が水中にあることから沈水植物と呼ばれます。繁殖が強く、ちぎれた藻から根を出して増えていきます。日本各地の湖沼や河川で見られ、奥日光地域でも、湯の湖を始めとして、湯川や中禅寺湖に繁殖しています。湯の湖では、1973(昭和48)年に初めて確認され、今では湖岸沿いのいたるところで見られ、最盛期には藻頭が水面に達するほど繁茂します。

増えすぎると・・・
生育時には水中の窒素やりんなどの栄養塩類を吸収することから水質の浄化に役立ちますが、枯れると湖底に沈んで吸収した栄養塩類が溶け出してしまうため、水質汚濁の原因になると考えられます。また、繁茂した藻は、景観上好ましくない上、釣り船の航行が妨げられたり、ちぎれて岸に流れ着いたコカナダモが腐って悪臭を発するなどの問題も生じています。

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