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湯の湖の重油回収と釣り大会の中止について

東日本大震災のあと、旅館の暖房用重油が湯の湖に流出しました。重油の回収が進み、一旦は環境も回復したものの、5月になって同じ場所から再度の流出がありました。

これまでの間、湯の湖釣り事務所では、関係機関と協力して重油の回収に努め、変則的ですがキャッチ&リリースによる釣り場運営を行ってきました。

現場が国立公園内であり、また重油の漂着場所が車の入れない水域であったため回収作業は難航しましたが、油が吹き寄せられた湖西岸の入り江(通称:一本杭)についても、釣り事務所の発案で、ボートに発電機を積み込み舟べりに下げた水中ポンプから高圧の水を湖岸に吹き付けて洗浄し、溶出した油を吸着マットで回収する方法で日光市や水研センターと共に洗浄を行い、先般、ほぼ回収を終わりました。

7月以来、釣り人にも協力をいただいて魚への着臭についても検査を行い、釣り上げた魚の臭いや味に異常のないことを確認して来ましたが、最終的な事故終息と安全宣言は関係機関から未だに出されていません。

9月17日には、今年度の「ファイナルフィッシング大会」を行う予定でしたが、キャッチ&リリースが解除されていないことから釣り上げた魚の計測もできないため、誠に残念ですが、今年最後の釣り大会は実施できないことになってしまいました。

現在、油の影響が無いことの状況観察を行っておりますが、9月末までの釣りシーズン中はキャッチ&リリースで対応するしかないようです。

結果的に、湯の湖の今年の釣りは重油に振り回されてしまいましたが、皆様が従来どおりに釣りを楽しみ、多くの方々に奥日光に親しんでいただけるよう、引き続き水辺環境の回復に努めておりますので、もうしばらくの間、現状を維持することにご理解とご協力をいただけるようお願いいたします。

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